'19年12月14日 榛名山で今年の登り納め!
(硯岩から榛名富士を望む)
⛰️冬の晴れ間の土曜日、縦走部4人で群馬県の榛名(はるな)山に行ってきました。二つの山を登って下りて、鍋をいただき温泉に浸かって、あ~極楽極楽♨️。疲れを翌日に持ち越さない、中高年ハイカーの手本のようなユルユル登山を楽しんで参りましたので、以下レポートさせていただきます。
■榛名山とは
榛名山は榛名湖というカルデラ湖を取り囲む十を超える山々の総称で、榛名山という名前の山は存在しません。赤城山なんかと同じですね。上毛三山(赤城山・榛名山・妙義山)の一つとして、群馬県のなかではとても親しまれている山域のようです。
今回縦走部は、その榛名山の最高峰である掃部ヶ岳(かもんがたけ1,449m)と榛名山のシンボル・榛名富士(1,390m)の二つの山に登りました。
■榛名山へ
今日の集合場所は浦和駅です。みんなに浦和まで来てもらい、私が車でピックアップ。夜明け前の6時半に出発し、9時前に榛名湖畔の無料駐車場に到着しました。
(準備中)
今回の計画は次のようなものです。
【移動】浦和~(関越道)~榛名山
【計画】掃部ヶ岳~(移動)~榛名富士~(移動)~温泉♨️
【費用】交通費2,000円、温泉520円、他
駐車場から徒歩1分で掃部ヶ岳の登山口を発見。さあ、登りましょう。
9:17(ルート確認中の私)
■掃部ヶ岳
《かもんがたけ》とはまたカッコいい語感の山名ではないですか。標高は1,449mで、この山域での最高峰となります。とはいえ、登山口ですでに1,100mほどの標高がありますので、350mも登れば山頂ですが。
15分ほど登って、《硯岩》という展望ポイントに立ち寄りました。事前の調査では恐らく本日一番の景色が見れる場所のはず。今日イチが登りはじめの15分で現れたことになります。その硯岩の上に立って恐る恐る顔を上げると、榛名湖を挟んで綺麗な円錐形の榛名富士がそこにありました。さすがに今日一番だけのことはある。見とれる景色です。
(榛名富士と榛名湖)
(ちかまりと、枯れ木の向こうにアイミ君)
硯岩を後にして山頂へ向かいます。登山道は背の低い笹がびっしりと生い茂っていました。笹を掻き分けながら登った先に今度は丸太の長い階段が出現。そして、低山だとたかをくくっていた私たちを諌めるように、まあまあの急登が山頂まで続きました。
(笹に被われた登山道)
10時25分、掃部ヶ岳山頂(1,449m)に到着。登山口から1時間ほどの道のりでした。
冬の澄んだ空気のお陰か、頂上には予想外の素晴らしい景色が広がっていました。
(吸い込まれるような空の青さ)
折り重なる山々の奥の方には八ヶ岳の最高峰赤岳もよく見えます。今年の夏はみんなであの山頂にも立ちました。
(右奥に八ヶ岳)
下りはルートを変えて山頂直下の分岐を右に取り、ループを描くようにして《湖畔の宿記念公園》に下りました。
(下りも笹藪の道が続く)
(湖畔の宿記念公園にて。お茶目なアイミ君)
《湖畔の宿記念公園》
高峰三枝子が歌い一世を風靡した名曲「湖畔の宿」のモデル地が、榛名湖であったことを記念して建てた公園。公園内には前に立つと湖畔の宿のメロディーが流れる碑や、メロディーフェンス、広場などがある。
一旦駐車場まで戻り、車に乗り込みました。健脚者は榛名湖を囲む山々をぐるっと一周、丸一日かけて縦走する人もいるみたいですが、今回私が立てたユルユル登山計画は山登りと鍋と温泉の三本立て。山登りだけにそんなに時間をかけてはいられません。
■鍋!
ということで、車で榛名湖を半周して、対岸の《県立榛名公園》にやって来ました。榛名湖沿いにあるこの公園にはビジターセンターが併設されており、これから登る榛名富士の登山口も近くにあります。
(榛名湖越しにさっき登った掃部ヶ岳を望む)
湖畔にちょうどいいテーブルと椅子を見つけたので、榛名富士に登る前にお昼をいただくことにしました。今日も鍋、楽しみです♪
(時折冷たい突風が吹き付けてきた)
さあ、ちかまり特製の海鮮&野菜たっぷりチャンポン鍋の出来上がりです。ジャーン!
(鍋いっぱいのチャンポン)
いや、これがね、ホント旨かった。ちかちゃんまりちゃん、いつも美味しい料理を有難う!
「もう山登り止めて、温泉行っちゃう?」なんて言葉が出てしまうほど満腹感で満たされた私でしたが、榛名富士はもう目の前ですし、さすがにそういうわけにもいきません(誰も同意してくれなかった😅)。なんせ今日のメインイベントですからね~。
(榛名富士。お昼を食べた所からこんなに近い)
■榛名富士へ
再びリュックを背負おうとするメンバーに、「いいよいいよ、リュックは車に置いとこ。一時間ちょいで登って下りれるんだし」と私。大丈夫かいなと少し不安げなみんなでしたが、全員サコッシュやウェストバッグだけの空身で入山しました。
13:35(もう影が伸びてきた)
(軽装)
山頂までは40分くらいのコースタイムです。掃部ヶ岳と同じような笹が生い茂った登山道をえっほえっほと登りました。
(山頂の富士山神社までもう少し)
14時10分、榛名富士(1,390m)の山頂到着です。うーん、いい天気。群馬県の二大都市、高崎市と前橋市の市街が一望でした。
■下山
さて、これにて今日の山登りは終了。早く下山して温泉に浸かるとしましょう。今回私が見つけた温泉は、《榛名湖温泉 ゆうすげ元湯》というこの地区唯一の天然温泉です。日帰り入浴520円でした。
♨️♨️♨️♨️♨️
温泉で汗と疲れを洗い流して16時半に榛名湖を出発🚗💨。関越道をひた走り、19時前に北浦和に帰ってきました。駅前でみんなを下ろすと、私も自宅に車を置いて大急ぎでみんながいる居酒屋へ向かいます。そして、
(カンパーイ!お疲れ~)
縦走部の今年の活動はこれで終了です。今年は13回(19日間)の山行を共にし、いくつもの『初めて』を経験しました。
初めての本格的な雪山、
初めての槍ヶ岳、登頂断念、
初めてのテント泊、
初めての涸沢、
初めての3,000m峰(奥穂高岳)、
私たちにはまだこれからも沢山の『初めて』が待っていることでしょう。行ってみたい場所、登ってみたい山、見てみたい景色が沢山ある、これは幸せなことだわとまりちゃんが言ってました。本当にその通りだと思います。
来年もまた、縦走部で単独で多くの山に登り、まだ見たことのない景色をこの目で見てみたい。そう思っています。
(終わり)
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