2019年の独り言(まとめ)

☀️2019.12.25 🚃💨

今日は朝から群馬県高崎市のほうへ来ていた。気温は低いが、とてもいい天気だった。

 

高崎の一つ手前の倉賀野という駅で降りて、改札で待ち合わせの人と合流した。

「少し歩きますけど、いいですか?」とその人はスマホで客先までの地図を見ながら言った。

「全然オッケーです。歩きましょう」と俺は答え、一緒に歩き始めた。実は、ここに来るまでの高崎線の電車の中で、なだらかに裾野を広げる赤城山やすっかり雪をかぶった浅間山を見つけて、気分は朝から山モードになっていた。だから、とても歩きたい気分だったのだ。

 

ひと仕事を終えて駅に戻る途中で、突然真正面に浅間山が姿を現した。

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(うわっ!)まるで富士山のような存在感だ。浅間山ってこんなに凄かったっけ?同行した人とこの驚きを共有したいと思い振り返ったが、その人はスマホを耳に当てながら手帳を開いてなにやら忙しそうだったので、言葉を飲み込んだ。

 

これから高崎駅に向かうという同行人と改札前で別れ、駅舎の窓からしばらく山を眺めた。浅間山は樹木に隠れて見えなかったが、その代わり赤城山がよく見えた。

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冬の澄んだ青空の元でほんの一瞬山気分を味わえた、仕事の合間の出来事だった。

 

🌙2019.12.05 🚅💨

冬山のシーズンが始まった。

縦走部でも昨シーズンから雪山登山の入門編を始め、今シーズンもすでにいくつかの雪山山行を計画中だ。

 

夏山を登る人のうち、雪山までやる人は十人に一人くらいの割合らしい。それだけ雪山はいろんな意味でハードルが上がるということだ。遭難のリスクも当然高くなるだろう。

 

この点は昨シーズンから気になっていた。見よう見まねでなんとかなった夏山とは違い、雪山では経験不足が命取りになる。早く雪山でのスキルを上げて、縦走部に還元したいなと思っていた。

 

ということで、ついに雪山講習を受けることにした。一人じゃなにかと心細いので、アイミ君を誘って😅

講習メニューは以下の通り。

  • 雪山歩行技術
  • 初動停止技術
  • 滑落停止技術
  • 耐風姿勢技術
  • 雪洞泊

特に最後の《雪洞泊》というのが気になるところだ。事前に準備するもののなかに《スノーショベル》とあって、俺もアイミ君もスコップを買った。しかし、雪洞泊って3シーズン用のシュラフで大丈夫なのだろうか(大丈夫と書いてあったけど)。

この雪山講習、終わったらまたレポートしますね~(年明けだけど)。

f:id:arakabu625:20191205195117j:image(昨シーズンの赤城山

 

🌙2019.12.02 🚃💨

今朝早く義兄が亡くなった。義兄といっても、俺と同い歳。死ぬにはあまりにも早すぎる。

 

7月に亡くなった縦走部顧問のザキヤマ君に続いて、今年二人目の同級生の死だ。実は俺たち縦走部は、昨年も一昨年も高校の同級生を失っている。今日の義兄も含めて全員癌だった。

 

今年の春、闘病中だった義兄にお見舞いの手紙を書いた。早く元気になって、一緒に山に登ろう。俺が案内するからと。俺が初めて登って感動した、北アルプスの燕岳から見た景色を貴方にも見せてあげたい。だから、元気になったら一緒に北アルプスに行こうと。封書には、アイミ君が撮った燕岳の写真を添えた。

 

3週間ほど前に会ったとき、「もう燕岳は無理かもしれない」と悲しそうに笑っていた。「ロープウェイで高所まで行ける山があるからそこにしよう」と提案したら「そうですね」と頷いてくれたのに…。

 

ひろしさん、闘病生活本当にお疲れさまでした。どうか、安らかにお眠りください。

合掌

f:id:arakabu625:20191202194914j:image(義兄に送った燕岳の写真)photo by Aimi

 

🌙2019.11.26 🚃💨

毎日の通勤で京浜東北線を使っているが、田町~品川間にできた新しい駅《高輪ゲートウェイ》を今日初めて電車の中から眺めた。もちろんまだ開業してないので、電車は新しいホームをすっ飛ばして通過する。新駅開業で、東京がまた少し変わっていく。

 

東京という街の変貌を語る人が時々いる。テレビや雑誌で東京の今昔を語り、都市は様々な形に自分の姿を変えていくアメーバのようだと訳知り顔でもの申す。福岡の片田舎から出てきた俺にはよくわからないが、単にヒト・モノ・カネが有り余ってるだけだろうという気がする。

 

俺の生まれ育った田舎には、決定的にヒト・モノ・カネがない。だからなにも変わらない。変わらずに、ただ朽ちていくだけだ。田舎で一人老いていく俺の母親のように。そんなことないぞと、田舎の友人は言うかもしれない。友人の言うとおりであって欲しいと心から思う。

 

それにしても《高輪ゲートウェイ》という駅名はなんとかならないものか。これはきっと《高ゲー》と略して呼ばれるに違いないね!

 

🌙2019.11.21 🏠

深田久弥の《日本百名山》を読んでみたいと思い、会社近くの大きな本屋で探したが見つからなかった。ネットを覗いたら新潮文庫版(790円税別)がアマゾンの在庫にあったので発注した。

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ネットショッピングはよく利用するのだが、ネットで本を買うのは初めてだったことに気が付いた。割引はないが送料無料だし、郵便受けに届くのでなんの手間も必要ない。これは結構良いかもと思って、立て続けに今週もネットで本を買った。

 

今回は楽天ブックスを利用してみたが、同じように送料もかからず、すぐに郵便受けに届いた。相変わらずのお手軽さだ。そういえば、アマゾンのときは紙の封筒に裸の文庫本がポンと放り込まれていただけで、そのせいか本のカバーが少し破れていて悲しかった。しかし、楽天ブックスはプチプチ付きの封筒に入っていて、しかも中の本は厚紙が添えられて真空パックのように固定されていた。本を傷つけないような配慮が二重にされていたのが嬉しかった。本の配送については楽天ブックスの圧勝である。

f:id:arakabu625:20191121220124j:image(これを買った)

 

本屋はある意味ワンダーランドだ。なんか面白そうな本はないかなと、本屋のなかを歩き回るのは相当楽しい。そして、予期せぬ面白そうな本との出会いが結構あったりする。しかし、読みたい本・買いたい本が決まっているなら、ネット利用もお勧めだ。会社帰りの電車の中でポチッとするだけ、なのである。

 

🌙2019.11.16 🏠

今日、高校ラグビーの埼玉県大会決勝が熊谷ラグビー場で行われ、県立浦和高校が見事に優勝を果たした。来月大阪の花園ラグビー場で開幕する全国大会に埼玉代表として出場する。

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この浦和高校は我が家から歩いて5分ほどのご近所さんで、俺は毎朝その正門前を通って北浦和駅に行っている。駅に向かうそのバス通りは《浦校通り》と呼ばれていて、地元の人たちにとても親しまれている学校だ。我が家の息子も3年間通ったが、卒業式で近所の食堂のおばちゃんの祝電が読み上げられたりして、この地域に根付いた学校という印象を受けた。

 

浦校のラグビー部は埼玉では強豪として知られている。これまでも決勝まではちょくちょく駒を進めていたが、今一歩のところで優勝できないことが何年か続いた。だから今回の優勝は、在校生も卒業生も地域の人達もそりゃあ大喜びだろう。ラグビーワールドカップで日本中が盛り上がった年に全国大会を決めたのも、タイミング的にバッチリだった。

 

ところで、この《迎珍縦走部》は福岡県立T高校の同級生の集まりだが、卒業から四十年近くの間に俺たちも一度だけ同じような喜びというか興奮を味わったことがある。それは、卒業した次の年のこと。なんと母校野球部が福岡県大会で優勝し、夏の甲子園出場を果たしたのだ。俺はその県大会決勝を応援に行っていたが、あの時の興奮は忘れられない。まさに奇跡的な優勝だった。

 

今日の午後、一人テレビの前で応援していた俺は、出掛けている息子に母校の優勝を知らせてやろうとLINEを入れた。そしたら、なんと現地熊谷ラグビー場の写真が返ってきたではないか。なんだ、お前そこに居たのか。

なにはともあれ、浦校、おめでとう!!

 

🌙2019.11.13 🚃💨

30年近く前、転勤で大阪にいた頃に梅田の地下街で立ち飲みを覚えた。東京では上野にお気に入りの立ち飲み屋を見つけた。4年ほど前までは上野が乗換駅だったので、一人でよく通ったものだ。

 

会社が変わり、上野での乗り換えがなくなってからはすっかり足が遠退いていたが、この前久しぶりにその店に行ってみた。

 

アメ横の辺りは外人客向けのケバブのお店や中華の露店が立ち並び、凄い賑わいで驚く。あの店も外人客で占領されてるのかなぁと思いながらのれんをくぐった。「お兄さん一人?じゃあこっちー」てな感じで案内されたカウンターの前に陣取って、瓶ビールと煮込みを注文し、現金を渡す(いわゆるキャッシュオンデリバリー)。

 

ビールを飲みながら周りを見渡したが、外人客はいないようだ。俺と同じ疲れた感じのサラリーマンが一人で、もしくはグループで楽しそうに酒を飲んでいる様子は以前とまったく変わってない。なんだか少しホッとした。

 

この夜は瓶ビールと煮込みとハムカツで、締めて860円。また来よう。

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🌙2019.11.2 🏠

今日久しぶりにゴルフに行ってきた。山登りを始めてからは、ゴルフ場に居ても遠くの山を眺める癖がついてしまい、(あれは何て山だろう?後で地図を見てみよう)なんて思うことが多い。今回は栃木県のゴルフ場だったが、コースのいたるところから男体山日本百名山)がよく見えていた。

 

今日は雲一つない気持ちのいい秋晴れで、これまでだったら「絶好のゴルフ日和だね~」なんて言っていたはずなのに、ティーグランドで青空を見上げて(絶好の登山日和だなー)と思ってしまった。変われば変わるものだ。

 

同じ頃、縦走部のアイミ君は単独行で奥秩父百名山金峰山の山頂に立っていた。今夜は大弛小屋でテント泊だそうだ。LINEで送られてきた写真を見ると、今日の絶好の登山日和を満喫していたみたいでうらやましい限りである。

f:id:arakabu625:20191104232155j:image国師岳山頂から photo by Aimi-kun

 

🌙2019.10.25 🚃💨

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会社の転勤で福岡に住んでいた30代後半から40歳くらいの頃、俺はオートキャンプと釣りに熱中していた。その頃はよく《アウトドア系サラリーマン》と自称していたものである。俺もまだ若かった。

 

今もそのようなアウトドアの匂いを持った50代後半のサラリーマンでありたいと思うのだが、そこそこいい歳だし、そこそこお堅い会社だし、スーツに身を包んでしまうとなかなかそうもいかない。

 

で、冒頭の写真である。これは今年の9月頃の会社の俺のデスクの様子だが、ご覧のようにパソコンのロック画面は赤岳の山頂で撮った写真(一番手前、黄色のヘルメットが俺)を貼っている。そして、パソコンの横にはさりげなくナルゲンボトルが。実にささやかな感じでアウトドアを醸し出しているつもりだった。

 

さすがにパソコンのロック画面は会社の連中から反応があった。プロジェクターに繋いでいるときに、この画像が大写しになってしまったので😅。しかし、誰一人としてナルゲンボトルについて触れてくれないのが不満だった。「だった」というのは、もう寒くなったので、会社に持っていく飲み物が保温ボトルに入った熱いコーヒーに変わってしまったからだ。

 

「珍しいボトルですね、これ何ですか?」とか、「わー、きれいなブルーですね」とか、一人くらいはナルゲンボトルのこと気づいてくれてもいいと思うのだが。そしたら、一杯講釈垂れたのに😁

 

🌙2019.10.21 🚃💨

50歳を過ぎた辺りから急に涙もろくなってきた。子供じゃないのでうぇ~ん😭と泣くことはないが、鼻の奥がツーンとなってウルウルしたり、時には涙が溢れたりする。テレビのドキュメンタリーを観てるときが一番多い。

 

で、ラグビーワールドカップである。ラグビーってのはなんであんなに泣かせるのだろう。今回はホント沢山泣かせていただいた。ワールドカップの試合の合間に流れるCMですでに鼻の奥がツーンとなってくる。どこかの途上国らしきところが舞台の水汲み少年の15年越しの友情物語しかり、日本が舞台の体の大きな少年と小さな少年の固い絆の物語しかり。まあ、両CMともラグビーを絡ませて泣かせてくれるんだわー。本番の試合の方も、とにかくよく泣く。勝っても負けても号泣する選手を見てこちらも泣いてしまう。

 

ところで、自分が涙もろくなってきたという話から逸れてしまうが、少し脱線させて欲しい。俺はサッカーの日本代表戦も必ず応援しているが、以前からちょっといかがなものかと思っていることがある。それは何かというと、アジアカップ東アジア選手権などの本気の試合の決勝トーナメントで、負けられない試合で負けてしまっても、ピッチに倒れ込んで泣く選手が日本はほとんどいない。韓国や他のアジアの国々は皆ガックリと膝をついて号泣する姿をよく見かけるが、日本の選手は下手すりゃヘラヘラ笑っているやつまでいる始末。

 

もちろん、古くはドイツワールドカップのブラジル戦のあとピッチに倒れ込んで暫く動かなかった中田英寿や、最近ではロシアワールドカップの決勝トーナメント1回戦で、ベルギーに大逆転敗けを食らったあとピッチを叩いて悔し泣きした昌子源など、印象深いシーンも沢山見させてもらったが。

 

なんだかな~と前々から感じていたが、今回のラグビーワールドカップをテレビ観戦して、さらにその思いを強くした次第である。(俺が偉そうに言うことでもないのは重々承知しているのですが😅)

 

☁️2019.10.14 🏠

山好きの方ならわかっていただけると思うが、たまの休日に《山と高原地図》を広げて、次はどの山に行こうかとかこのルートのコースタイムはどれくらいかとか、色んなことを考えるのはとても楽しいものだ。傍らに、日中ならば淹れたてのコーヒーや、夜ならば好みのアルコール類があったりするとなおよろしい。

今、ちょうどそんな時間を楽しんでいるところだ。

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☀️2019.10.9 🚃💨

東京オリンピックの観戦チケットは全敗したが、パラリンピックが2枚当たった。陸上競技だ。その日(夜の部19~22時)は決勝種目が9つ、表彰式が8つもあり、その他に予選や準決勝もある。今から楽しみだ。

パラスポーツはその障害レベルによって細かく種目が分かれているが、これからその日の種目や選手のことを徹底的に調べて、全力で応援したい。正直なところ、パラリンピックに対してはこれまで興味も知識も乏しかったのだが、知見を深める良い機会をもらえたと感じている。

新しくなったオリンピックスタジアム(新国立競技場)を見るのも、競技観戦と同じくらい楽しみだ。

 

🌙2019.10.8 🚃💨

涸沢から昨日の夜戻ってきた。

重い荷物を背負った3日間の山歩きで疲れないわけはないが、今日のLINEで縦走部のメンバーの様子をうかがうと、みんなそれほどのダメージは残ってないようだ。疲れよりも《達成感》のようなものがメンバーのコメントからは伝わってくる。俺も含めて全員50代後半というのに、たかが山登りで《達成感》というのも気恥ずかしいが、事実そうなのだ。

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🌙2019.10.4 🚃💨

やっと金曜日の夜だ。会社を定時に飛び出して、なんとか予定の電車に飛び乗った。今夜俺は、縦走部の仲間と上高地ヘ向かう。

 

以前にもどこかに書いたが、俺の通勤時間は片道2時間。今夜これだけ急いでも、待ち合わせ時間に新宿バスタに着くためには、自宅に1時間程しかいられない。荷造りは一昨日終わっている。あとはナルゲンボトルに水を満たしてリュックに突っ込むだけだ。

 

10月というのに明日の関東は記録的な暑さになるという。33℃だそうだ。かたや、俺たちが向かう涸沢は秋真っ盛り。紅葉のトップシーズンだ。さっき山の天気を見たら、奥穂高岳の山頂は明日雪が舞うかもしれないと出ていた。まったく、日本は狭いようで広いなあ。

 

どれだけの方がこのブログをリアルタイムに見ていただけているか皆目見当もつかないが、

「それでは行ってきます!」🚌💨

 

☁️2019.10.3 🚃💨

今の時期の涸沢をネットで調べると、まずは何もかも、どこもかしこも混んでる混んでるという記事が目につく。次に俺が気になる情報は、夜はかなり冷えるということだ。今回はテント泊なので、夜の気温は気になるところである。

 

夜中は氷点下ということもあるらしい。俺のシュラフはイスカのエア450Xというモデルで、最低使用温度はマイナス6℃となっている。だから大丈夫、ではない。これは凍死をせずにギリギリ寝られるでしょうという温度のはずだ。寝られたとしても、一晩中寒さに震えるのはいやだ。

 

ということで、今回ダウンパンツを準備した。実は先月の赤岳鉱泉(標高2,220m)でのテント泊の夜、すでに俺以外の縦走部のメンバー3人は皆ダウンパンツを履いていたし、周りのテント泊の人たちも結構履いていたような気がする。

 

涸沢まであと二日。明後日の昼頃には涸沢カールを眺めながらテントを設営しているはずである。夜はどこまで冷えるだろうか。

 

☀️2019.10.2 🚃💨

『涸沢』という名前を初めて聞いたのは40年近く前のことだ。当時広島で大学生だった俺は、八丁堀にある『ファヴール』という喫茶店でバイトをしていた。そのファヴールの姉妹店が『からさわ』という名前だったのだ。

 

「からさわ?」と怪訝そうな顔をした俺にマスターが「北アルプスの山の中にそれはそれは景色のいいところがあってね」と涸沢の説明をしてくれた。(日本にそんな凄い場所があるんだ)と、それ以来『からさわ』は俺の中で大事なおまじないの言葉のように仕舞われていたような気がする。

 

40年前、マスターの話を聞いて想像した涸沢がどんな景色だったかは全然覚えていないが、ついに今週末自分の目でその景色を見ることになった。広島の貧乏学生だった頃の俺の肩をポンと叩いて言ってやりたい気分である。「涸沢に行ってくるよ」と。

 

🌙2019.10.1 🚃💨

何を尺度に誰が言い始めたのかは知らないが、日本一の紅葉スポットと言えば北アルプスの涸沢らしい。まあ、紅葉の日本一は異論も多いだろうが、一度に張られるテントの数は間違いなく日本一だろう。紅葉の最盛期には1,000張り以上のテントが張られるという。この前見たネットの情報には2,000張りと書いてあったが、ほんまかいな。

 

涸沢の今年の紅葉のピークは例年よりも少し遅くて、今週末の土日頃だと現地情報が伝えていた。当然混雑もピークになるんだろう。涸沢ヒュッテはこの土日、一枚の布団に5人で寝るスペースしかないらしい。これまた、ほんまかいな。

 

その涸沢に、この土日に行く。

 

バスの予約もあるし、何ヵ月も前から日程はこの週末と決まっていた。今の気持ちは、ゴルフの帰りにこの先渋滞30㎞とわかっていても高速に乗る時の気持ちに似ている。もう乗るしかないじゃないかと。もしかしたら俺たちが渋滞の最後尾に到達する頃には多少なりとも解消されてるかもしれないじゃないかと。なんか文句あるかと。

 

涸沢の話に戻る。トイレ、3時間並ぶらしい。これはさすがにないやろ!

 

☁️2019.9.28 🏠

少し前に、『○○ペイ』が気になってるけどよくわからない、というようなことを書いた。あれから色々調べて、今の俺が一番導入しやすいのはこれだと選んだのが『楽天ペイ』というやつだ。早速この1週間でドラッグストアで2回、コンビニで3回使ったので、ちょっとだけ感想を述べさせていただきたい。

 

その前に、なぜ俺がpaypay(ペイペイ)をはじめ数多くある○○ペイの中から楽天ペイを選んだのかを書いておこう。最も重要なポイントは、決済方法だ。大きく分けて三つの方法がある。一つ目は、事前にチャージをして、そのチャージした金額の範囲内で買い物をするやり方(チャージがめんどくさいね)。二つ目はクレジットカードと紐付いているケース。いつものクレジット払いがより簡便にできると思えばよい(俺はこれかな)。三つ目はいわゆるデビットカード的な決済だ。銀行口座の残高の範囲内で買い物ができて、買い物をするとリアルタイムに口座引き落としされるものだ(これ、昔からあるけど広まらないね)。どのやり方でも共通しているのは、都度なんたらポイントが色々付与される点。時には二重三重に付くこともある。

 

最も利用することが多い(と思われる)クレジット払いでは、例えばペイペイは同じグループのYahoo!カードと紐付かせることでポイントが最大化する。俺は月々の支払いの多くを楽天カードに集約していたので、その流れで楽天ペイが一番利点があると思ったのだ。実は、俺が比較検討したのは楽天ペイとペイペイだけ。メルペイやLINEペイなどよく耳にする○○ペイは他にもあるが、とにかく沢山ありすぎ!他は調べていないので、もっと別の決済方法や利点があるかもしれないが、ごめんなさい、全然わかりません!😅

 

で、使ってみた感想はというと、

とっても便利だ。最初はちょっとドキドキしながらレジで「楽天ペイ使えますか?」と聞いちゃったりしてしまうが、支払いは毎回よどみなく済んでしまう。「(ちっ、現金じゃねぇのかよ、めんどくせぇな)えーと、ちょっと待ってください」みたいなレジの店員の反応が恐かったが、そんなことは一度もなく慣れた手つきでバーコードリーダーを差し出してくれる。コンビニのレジはほぼ外人だが、これも滞ったことはない。

 

コンビニなどでの小口の支払いにクレジットカードを使うことはこれまでなかったが(レジでの手続きに時間がかかりそうで店側も自分も面倒)、○○ペイだと実にスムーズに気兼ねなくクレジットで小口払いができる。これが、俺が感じた最大の利点かもしれないなぁ。

 

使える店と使えない店の判別はまだ手間取ることがあるが、自分の生活圏の中であればすぐに覚えてしまうだろう。アプリを立ち上げてワンクリックすれば、GPS機能で自分の周囲にある使える店が瞬時にわかる仕組みにもなっている。だが、ペイペイみたいにお店の前に《ペイペイ使えます》というのぼりが立っていると最初のうちは分かりやすいので、是非とも楽天ペイにもお願いしたいところだ。

 

あと、これは案外重要なポイントではないかと思うのだが、レジで「楽天ペイで」と言うのが面倒だ。「ラクテンペイ」この6文字はなんとかならないか。その点は「ペイペイ」や「メルペイ」「エアペイ」などの4文字は言いやすくて良い。「ラインペイ」もダメだが「ラクテンペイ」よりは1文字少ないのでまだましだ。ということで、楽天の三木谷さんに是非とも提案したいのだが、「楽天ペイ」改め「楽ペイ(ラクペイ)」でいかがだろうか。

これで契約者がさらに百万人は増えること間違いないと思うんですけどねぇ、三木谷さん。

 

☀️2019.9.26 🚃💨

「山登り始めたんだ」「山、楽しいよ」「一緒にどう?」なんて回りの友人知人に声をかけていた時期があった。しかし、誰一人乗ってこないし、「へぇー、ふーん、楽しそうだね」とお愛想の相づちを打ってくれるならまだしも、「あんなの何が楽しいの?」「まったく興味が湧かない」と切り捨てられると、こっちも多少凹んだりする。だから、最近はこちらから山の話を持ち出すことはなくなったのだが、ずいぶん前に一度山の楽しさを力説して反応がなかったN君から、先月こんなLINEが突然入ってきた。(俺は鳳凰三山を登っている真っ最中だった)

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N君は前に俺が30年勤めた会社の同期で、今も仕事やプライベートで付き合いがある。昨日話を聞いたら、最近は奥さんと二人で飯能辺りの低山を週末ごとに登っているらしい。なので、秩父方面や奥多摩、丹沢の中・低山を色々教えてあげた。俺も最初は秩父の低い山で十分満足していたものだが、そのうちN君も…と内心ほくそ笑む。

 

山の魅力というものは、じわじわと感染するらしい。《山登りのことを時々テレビや雑誌で見かける+俺のような身近な人間もやっている(楽しそうだ)+最近なんだか面白くない、疲れた+やっぱり自然っていいなあ=ある日突然山への興味が湧いてくる》という方程式がきっと存在するのだ。時間はかかるが。

 

まだN君だけだが、俺のこの仮説、今後も検証していくとしよう😅

 

🌀2019.9.22 🏠

先週の赤岳山行記録を本編の方にアップしたが、ブログには書ききれない面白い出来事がいくつもあった。それは今回に限らないことで、いつも色んな小さな事件が起こる。ブログはそんなサイドストーリーを削って削ってあのボリュームに抑えている。

 

今回は例えばこんな事件があった。1日目の夜、予約していた夕飯を赤岳鉱泉で食べて、いざ帰ろうとしたらちかちゃんの履き物以外が消えていた。一瞬訳がわからなかったが、よくよく状況を見てみると、山小屋の上がりかまちはどこも共用のスリッパが置いてある。俺たちが履いていたのは登山靴から履き替えたスリッパで、山小屋のスリッパと大差ないもの。山小屋を出入りする人達が共用スリッパと勘違いして履いて出ていってしまったのだ。トイレか(うぇ~💦)外出か、どっちかだろう。

 

明らかに俺たちのミスだった。履いて出ていった人は全然悪くない。ちかちゃんのだけ残っていたのは、単にちっちゃくておっさんもおばさんも足が入らなかっただけだろう。しかも花柄だし。まりちゃんはその理由に気がついて、「ちかちゃんの、ちっちゃいから…」と、隣でクックと笑っていた。

 

しばらくここで待つしかないか、と半ば諦め気味だったところに、ちかちゃんが外のテーブルでお酒を飲んでいたおっさん二人を連れてきた。「多分これじゃない?」と言いながらライト片手のちかちゃんが連行してきたおっさんたちの足元には俺とまりちゃんのスリッパが!(凄いぞちかちゃん!さすが部長!)

 

「ごめんごめん。なんかちょっと新しいなと思ったんだよ」と謝るおっさん二人に「いえいえ、悪いのは私たちなんです!」と恐縮するやら申し訳ないやら。アイミ君もすぐに自力で外のテーブル席でくつろいでいた人の足元から自分のスリッパを見つけ、この小さな事件は予想外のスピードで解決したのであった。

 

その後、夜のウッドデッキでお酒を飲みながら「このスリッパ、あのおっさんのオシッコが掛かってるかもねー」とまりちゃんをいじったら「もうこれ旦那に履かせる~」と言っていた。夜の赤岳鉱泉で、みんなで焦って、みんなで大笑いした小さな事件だった。

 

🌙2019.9.13 🚃💨

週末に山行を控えた金曜日の会社帰りは楽しいものだ。仕事を終えて会社を出たら、気持ちを完全に山モードに切り替える。脳内イメージは、歌舞伎の早変わりのように一瞬でスーツを脱ぎ捨て、登山姿になって都会の雑踏を闊歩している俺がいるのだ。

 

実はまさに、今がそう。明日からテント装備を担いで縦走部のみんなと八ヶ岳に行ってくる。

念願の赤岳だ。

f:id:arakabu625:20190913190914j:image(先日の地蔵岳の遥か向こうにも赤岳が見えていた)

 

🌙2019.9.12 🚃💨

先日の鳳凰三山での山行記にも書いたように、両足の親指の付け根から腹にかけての痛みに悩んでいる。だいたい4時間くらい山を歩いているとジンジン→ズッキンズッキンと痛くなって、歩行不可能に近い状態になるのだ。ブログにこの足の痛みのことを初めて書いたのは、去年の尾瀬至仏山のとき。このときも最後の下りで動けなくなった。

 

モートン病かしら?と教えてくれる人がいて、スマホで調べたらなるほど症状が似ている。これだ!と思ったが、痛みが出る場所が微妙に違う。ノートン病というやつは中指辺りの付け根が痛むと相場が決まっているようなのだ。

 

そして、今日またスマホで痛みの原因を調べていたら、別の病名に行き着いてしまって愕然とした。

(俺、もしかして痛風!?)

健康診断で尿酸値の異常を指摘されたことは一度もないが、症状や痛みが出始めるまでの経緯がとても当てはまるのだ。

 

風が吹いても痛むという痛風。この前のあの痛みは、まさにそんな感じだったのだが……。

 

☀️2019.9.7 🏠

いろんなものに隠されている歴史を知り、紐解くことは楽しいものだ。

 

雪山讃歌という歌をご存じだろうか。『雪よ岩よ、我らが宿り~、俺たちゃ街には住めないからに~♪』というアレだ。ダークダックスの歌声で覚えている人も多いだろう。先ほど、この歌に隠されていた歴史を知ってとても興味深かったので簡単にご紹介したい。

 

この歌ができたのは昭和2年(1927年)。群馬県にスキー遠征に来て、天候の悪化によって温泉旅館に閉じ込められた京都大学山岳部のメンバーが暇つぶしに、当時流行っていたアメリカ民謡の《愛しのクレメンタイン》にのせて歌詞を作った。その後、京大山岳部の部歌として歌い継がれていたが、ある日ダークダックスのメンバーの一人がスキーバスの中で車掌がこの歌を口ずさんでいるのを聞いたのが世に出るきっかけになったという。昭和25年のことだ。

 

当時は作詞者不詳となっていたらしいが、その後《作詞、西堀榮三郎ほか》となった。この西堀という人は京大山岳部出身で、昭和2年に温泉旅館に閉じ込められたなかの一人だ。そして、この人は後に第一次南極越冬隊隊長となり、例の南極物語のタロー、ジローのまさに当事者となる。

 

京都大学山岳部は、この歌の印税でずいぶん潤ったらしい。

 

🌙2019.9.6 🚃💨

日本はいつから電車やバスの中でリュックを背負ってもいい国になったんだろうと思う。邪魔でしょうがない。電車やバスにはリュックを背負ったまま乗ってはいけない、というマナーが間違いなくこの国にはあったはずだ。それが何故なくなってしまったんだろう。

 

単純だが、それは日本でリュックを背負う人が多くなったからだ、というのが俺の推論だ。リュックに限らずだが、日本人は自分が少数派だと思うとオドオドと他人に遠慮して気を使うが、一旦自分が多数派だと確信すると人が変わったように周囲に気を使わなくなる悪い癖がある(赤信号、みんなで渡れば怖くない、は日本人の本質をついているのだ!)。つまり、通勤や通学でリュックを背負うことがここ数年でついに多数派になったのだ。そうなると彼らは急に傍若無人になる。こっちは多数派だ。オレだけじゃない、みんなリュックを背負ったまま電車やバスに乗ってるじゃないかと。もう周りに気を使わないぞと。少数派のそっちが我慢すればいいじゃないかと。

 

この前、出張で大阪に行ったとき、御堂筋線の車内で「リュックを背負ったままでは周りの人に迷惑です」みたいなアナウンスをやっていて驚いた。とても新鮮だった。ここでまた「何故?」と思う。東京で毎日通勤に使う京浜東北線横浜線ではそんなアナウンスを一度も聞いたことがない。乗客に手取り足取り細かいアナウンスをすることが大得意のJRが何故この件に関しては沈黙を守っているのだろう。不思議でしょうがない。

 

🌙2019.9.5 🚃💨

以前、八ヶ岳しらびそ小屋という山小屋で同宿となったベテランガイドの方と話す機会があった。その方にこれまでで一番良かった印象深い山はどこですか?と超アバウトな質問をしたら、屋久島の宮之浦岳だという答えが返ってきた。もっと凄い通な山の名前が出てくるかと思っていたので、ずいぶん驚いたことがある。

 

へぇ~、どんなところが良かったんですか?と重ねて聞くと、5月末から6月にかけて咲くシャクナゲの花がそれはそれは見事なんだと言う。こんなベテランぽいガイドの人が言うんだからさぞや凄いんだろうなと、この一件は俺や縦走部のメンバーにとって忘れられない出来事になった。それ以来いつか宮之浦岳に登りたいね、シャクナゲを見てみたいねという話は縦走部のなかで度々交わされてきたものだ。だけど、遠いし、お金も日にちもかかるし、いつになることやらだねーなんて。

 

その屋久島に先週、我が家の娘が夏休み旅行と称して行ってきた(俺がそれを知ったのは出発の3日前だ)。往復9時間かけて縄文杉のトレッキングツアーにも参加したらしい。父親が(一体いつ行けることやら)と半分あきらめ気味だった遠い遠い屋久島に、そのあまりにも気軽にひょいと行ってしまう手軽さ加減にショックを受けた。

 

俺も絶対行ってやる!と心に誓った次第である。

 

☁️2019.9.3 🌇☕

そういえば、縦走部のちか&まりがついにテントを買った。モンベル・ステラリッジ2の新モデルだ。女性二人なら二人用のテント一つで十分寝れるだろうし、荷物をシェアすれば一人あたりの分担重量は700gほど。最軽量クラスの一人用山岳テントでもこれよりもっと重くて嵩張るし、これはなかなか良いやり方だと思う。しかも安上がりだ。

 

先日、居酒屋でそのテント泊デビュー戦の山行計画(八ヶ岳)を相談していたときに、二人がなにやらゴソゴソやり始めた。何をやってるんだろうと思ったら、装備一式をちょうど半分の重さにするため、ペグを何本かずつに分けていたので思わず吹き出してしまった。

 

☁️2019.8.31 🏠

今週、縦走部のメンバー全員が新橋の居酒屋で顔を合わせた。ここ最近別々に行動した山行の報告会と、来月に予定している赤岳(八ヶ岳)の山行計画の打合せを兼ねていた。

 

アイミ君は北アルプスの黒部源流域を3泊4日で勇壮に、ちか&まりは同じく北アルプスの燕・常念縦走を2泊3日で優雅に、俺は南アルプス鳳凰三山を1泊2日で小ぢんまりと。

 

アイミ君はオコジョに出会い、ちかとまりは燕岳に向かう途中でライチョウに出会ったそうな。みんなかっちょいいなー。俺が出会った動物は、鹿と猿とそれからもうひとつ。何に出会ったかは本編にて!

 

🌙2019.8.27 🚃💨

縦走部メンバーのちかとまりの二人は、今日まで二泊三日の行程で北アルプスの山の中にいた。燕岳から大天井岳を経て常念岳まで縦走したのだ。日曜日、俺が鳳凰三山の尾根を歩いていた時分には、燕山荘で旨いビールを飲んでいたらしい。

 

去年の夏にも縦走部の皆で同じコースを歩いたが(その時のお話はこちら)、台風の影響で散々な目にあった。今回はそのリベンジができたようだ。よかったね。

f:id:arakabu625:20190827192941j:image(朝日に赤く染まる槍ヶ岳 photo by chika

 

☀️2019.8.26 🚃💨

この土日で南アルプス鳳凰三山に行ってきた。いやー、正直言ってなめてました、鳳凰三山。いろんな意味で。

 

まず、景色。地蔵岳オベリスクくらいが見ものなんだろと思ってたら、予想を遥かに超える絶景が広がっていて驚いた。花崗岩の白さがその景観を際立たせて、見とれるばかり。さらに、目の前に甲斐駒ヶ岳ドーン!北岳ドーン!いや凄かった。

f:id:arakabu625:20190826104615j:image残雪のような花崗岩の地肌

 

それから、鳳凰三山はよく《南アルプス入門の山》なんて紹介されているのだが、まー疲れた。とにかく登山口からの登りも、登山口までの下りも長くて急。テント泊装備を担いだら、完全に健脚者向けのコースだと思う。もしくは、俺の足がなにげにやわなのかと心配になるほどダメージのあった山旅だった(詳細は本編にて)。

 

🌙2019.8.23 🚃💨

ずいぶん久しぶりの更新だ。夏休みは帰省と台風10号(ゆっくり四国~中国地方を縦断したあれね)で終わったし、なんにもしてないから書くネタもない。今週はずっと天気が悪かったおかげで、気分も滅入りがち。

 

こんなことではいかん!ということで、先ほど会社帰りの電車の中から妻に「土日テント担いで山にでも行ってこようかなー」と軽くLINEを入れてみたら、「いいよ」とのお返事を頂けた。これはもう行くっきゃない!!

 

ということで、急きょ明日南アルプス鳳凰三山に行ってきます❗地蔵岳オベリスクとやら、まっちょれよ~

 

🌙2019.8.9 🚃💨

縦走部メンバーのアイミ君は、今一人で北アルプスの山の中にいる。昨日の夜、夜行バスで旅立った。鷲羽岳とか雲ノ平とか、俺はあまり詳しくない山域だが、そのあたりをテントで三泊してくるのだとか。

 

テントで三連泊は凄いなと思う。それくらい山の中に一人でいると、どんな風な心境になるんだろう。そのあたりを是非とも聞いてみたい。50過ぎのおっさんに失礼かもしれないが、逞しい山男になって帰ってきそうではないか。

 

☀️2019.8.8 🚃💨

いわゆる格安スマホに切り替えてから3年以上経つ。毎月7,000円くらいかかっていたのが、2,000円かからなくなって大満足だ。しかし、費用を抑えるために容量を3ギガのプランにしたので、通勤途中に動画を見るとすぐに破綻する。今も俺のとなりで動画を観ている人がいるが、その点だけはちょっと羨ましい。

 

大好きな柴犬の動画は、寝る前に布団の上で観ることにしている。(柴は、はまるんだよ~!)

 

☀️2019.8.6 🚃💨

○○Pay(ペイ)というものについていけてない。というか、よくわかってない。

 

Felicaチップを使った電子マネーはわかっているし、毎日便利に使っている(SUICAのことね)。それで、もう現金の時代じゃないよねー、なんて訳知り顔でいたが、気がついたら世の中は右も左も○○ペイだらけになってきた。驚くのは、日用品を買うようなスーパーで『○○ペイ使えます』というレジが増えてきて、わりと利用している中高年が多いということ。

 

少し調べたら、中小の小売店のほうが導入メリットはありそうな感じだった。ネット環境さえ整っていけば、山小屋なんかは一気に○○ペイが広まっていくかもしれない。ネット環境は不十分でもいけるのかな?実はまだよくわかってないのだ。

 

☀️2019.8.2 🚃💨

槍ヶ岳から戻ってはや5日。現在槍ヶ岳山行記録を鋭意作成中ですので、少々お待ちください。

 

ところで、ビッグニュースです。あのユニクロからナルゲンボトルTシャツが出ました。990円です。

f:id:arakabu625:20190802065502j:image

ナルゲンボトルって、知ってる人は知ってるだろうけど、一体どれ程の人が知ってるの?と思ってしまいます。さすがユニクロ!!

 

と思ったら、SOTOのバーナーTシャツもありました!すごい!

f:id:arakabu625:20190802174237j:image

 

🌇2019.7.25 🚃💨

仕事が終わった。

いよいよ今夜から二泊三日の上高地槍ヶ岳の山旅へ出発だ。と、思ったら、昨日からにわかに熱帯低気圧が太平洋上に現れ、これが明日には台風となって、土日には近畿から関東にかけて大雨をもたらしそうだというじゃないか!

 

お~、じーざす。なんってこった😭

 

まさしく風雲急を告げる事態となった縦走部の槍ヶ岳山行。果たして無事に帰ってこれるのか俺たちは!?次週のブログアップまで乞うご期待❗

 

☀️2019.7.24 🚃💨

やっと帰りの電車に乗った。もう23時か。

中学のときからギターを弾き始めて(といっても単なるフォークギターだが)、大学までしこしこと続けていた。就職が決まって東京に出ていくことになり、もうギターでもねえだろと思ってバイト先の先輩にギターとバイクをあげて、広島から東京に出てきた。

 

あれから三十有余年、なんだか久しぶりにギターを弾いてみたいと思ったのには訳がある。この前、最近はめっきり会話も少なくなった22歳の長女に「お父さん、若い頃はギターに夢中だったんだー」と言ったら、目を見開いて意外なものでも見るような顔つきで「へぇ~」と驚いていた。自分の父親がギターを弾いていたことがものすごい驚きだったようだ。

 

マーチンやギブソンには手が届かないが、ヤマハだったらそこそこいいやつが買えるかもしれない。(俺が若い頃はモーリスなんていうメーカーがラジオでガンガン宣伝してたなー)

 

ギターを引いている姿を娘に見せたいというよこしまな考えではあるけれど、いつかギターを買ってしまうかもしれないと心配になる俺であった。

 

☁️2019.7.23 🚃💨

やっと梅雨明けの兆しが見えてきた。週末の北アルプス方面も☂️マークは消えた。しかし、その代わりに⚡マークが付いている。上空の大気が不安定なんだろうか。

 

雷は雨よりも厄介かもしれない。命の危険があるから。あとで雷対策の方法を調べておこう。体を低くして雷雲が通り過ぎるのを待つくらいしか思いつかないが。

 

まったく、心配事の種は尽きないなー。

槍ヶ岳に向けて、出発まであと2日と半日である。

 

☂️2019.7.19 🚃💨

朝の6時過ぎ。今日も朝から雨がぱらついている。

1週間後の今頃は上高地にいる予定。この時間は大正池でバスを降りて、梓川の畔を歩いている頃だ。見上げると、そこには雲ひとつない青空が広がっている(はずだ)。

 

☁️2019.7.18 🚃💨

山登りの何が楽しいの?という質問が苦手だ。最近は大概「さあねー、何だろうなー」と答えることが多くなった。

 

山の上にはこれまで見たことのないような凄い景色が広がっている。それを一つでも多くこの目で見てみたいんだ、と言ってみる。それはそうなんだが、それだけじゃないんだよなー。日常を離れて一人山の中に入ると、自然とひとつになって自分と向き合えるんだ、なんて気障なことは思っても口に出さない。山の上で食べる飯は格別に旨いんだ、なんて言ったら、ああそんなものかと誤解されそうだ。

 

友人と酒を飲みながら山の楽しさを語り尽くしても、「1ミリも心が動かない」と切って捨てられたときは暫く立ち上がれなかった。

 

久しぶりに会う口の悪い親戚から「山に登ってるんだって?あんなの何が楽しいの?」と言われるだろうなと思っていたら、案の定まったく同じセリフを浴びせられてカチンと来て、「俺があんたのオートバイの趣味にケチつけたことがあったか?あんたも人の趣味にウダウダ言うな」と喧嘩腰になってしまったこともあった(反省)。

 

山の楽しさを伝えることはとても難しい、という話である。

 

☁️2019.7.17 🚃💨

三つ目、最後の問題は結露だ。

アライのスーパーライトツェルトは、内側がウレタンコーティングされている。防水のためだが、そのため透湿性がほとんどない。世の中にはある程度透湿性も確保できるツェルトはあるのだが、価格が高かったり重かったりと一長一短なのだ。俺がまずツェルトに求めた機能は緊急時に使える軽くてコンパクトで雨風がしのげるもの。緊急時なんてそうそう起こり得ないが、万が一起こった場合に備えて常にリュックの中に入れておくものだ。軽さとコンパクトさと、ついでに経済性を優先するのが常道だろう。

 

テントのフライシートも基本はツェルトと同じものなので透湿性がない。そのかわりテント本体がスッカスカの通気性を持っているので本体の内側は結露しないのだ。

 

一般の住宅の窓が内外の寒暖の差によって結露するのは誰しも経験あると思うが、あの結露がツェルトの内側全面で発生する。そうしてツェルト内の不快指数がどんどん上昇するのだ。一番困るのはダウンシュラフの水濡れである。なので、その対策にゴアテックスなどの防水透湿素材のシュラフカバーを使うことになる。

 

ま、かように、色々心配事には事欠かないのである。それがいやならテントを担げ、という話だ。

(ツェルト泊の話はこれで終了)

 

☂️2019.7.16 🚃💨

ツェルト泊に話を戻そう。雨に続いて二つ目の問題は風だ。

 

耐風性、つまり強度である。ツェルトは自立しない。テントみたいにポールの骨組みがない、単なるペラペラの布なのだ。その布をストックとロープを使って立たせる。キャンプでタープを設営したことのある人ならわかると思うが、力の均衡を利用して上手く立たせるのは少しコツのいる作業である。ちょっと画像を探してみよう。こんな感じ。

f:id:arakabu625:20190716183629j:imageアライのHPより

 

タープの設営もそうだが、これを一人でやろうとすると割りと難しい。ストックとロープを使って両側から引っ張り合うだけで、少々の風を受けても倒れない強度を備えたツェルトを設営しなくてはならない。

 

ペグが効くような場所ならいいが、石を集めて張り縄を固定するような場所では一体どれ程の強度を保てるのか。風が吹く夜におちおち眠ってもいられないことになるのが心配なのである。

 

🌙2019.7.15 🏠

月曜日の夜だ。

高校の同級生で、この迎珍縦走部の顧問でもあるザキヤマ君の訃報が飛び込んできた。10ヶ月ほど闘病生活を続けていたらしい。知らなかった。

 

ザキヤマ君は我々の母校、福岡県立T高校の山岳部出身で、大学から東京に出てきていたらしいが、俺が再会したのは今から8年ほど前だった。以来、同窓会で定期的に会ってはいたが、今年の同窓会には来なかった。

 

そもそもこの迎珍縦走部は、俺が山岳部出身のザキヤマ君に一緒に山に行こうよと誘ってできた集まりだ。しかし、結局一度もザキヤマ君と山に行くことはなかった。心残りである。

 

ザキヤマ君の冥福を祈る。

 

⛅2019.7.15 🏠

月曜日、海の日だ。

先日来、我が家の物置と俺の趣味部屋と化した1階の6畳部屋の整理をしている。山の道具が増えてきたので😅

 

大きな一角を占めているのがオートキャンプ用品。子供たちが小さな頃によく行ったものだ。コールマンのテント、タープ、ツーバーナー、ランタン、クーラーボックス、折り畳みチェアなどなど。とにかくコールマン製品が溢れている。加水分解が進んでいるだろうテントは、この前中身をあらためもせずに廃棄した。

 

そして、海。

ここ埼玉に移り住む前に転勤で住んでいた福岡の糸島で覚えた釣りの道具が、キャンプ用品に負けじと場所を取っている。東京でも釣りをするぞと福岡からやって来たが、移り住んだ埼玉には海がない。あれから15年が経ち、もう釣りはないかとようやく諦めがついたので釣り道具の整理を最近始めた。

 

ケースに入った高そうな竿が10本以上ある。これまた高そうなリールも10個以上出てきた。もしかしたら、歳をとって海の近所に住んだら波止釣りでも再開するかもなんて考えて、手もとに何本か残してあとは処分する。ネットオークションで売れそうな、比較的きれいなものだけ残した。

f:id:arakabu625:20190715111620j:image(メルカリ行きの竿とリール)

こうして、俺が死んだあと遺品整理をする家族に呆れられないように、過去の趣味に投じたお金の痕跡を消していく😎。ゴルフクラブ3セット、フェルトのクロスバイク、ランニングシューズ、そして何十着にもなるランニングウェアやゴルフウェア。まだまだ沢山ある💧

 

☂️2019.7.14 🏠

日曜日の朝。

5時前に目が覚めたときから雨が降っていた。すぐに八ヶ岳でテント泊しているアイミ君を思った。八ヶ岳も雨だろうか。雨だろうな。

 

6時前にアイミ君からLINEが入ってきた。やっぱり八ヶ岳も雨だった。行者小屋のテント場からは赤岳山頂まで二時間ほどだというが、雨なので今回は登らずにそのまま下山するらしい。秋に縦走部で再チャレンジだ。

 

いつもの朝と同じようにコーヒーを淹れた。録りためた山のビデオを観ながら、今月末の槍ヶ岳の山行計画でも作るとするか。

f:id:arakabu625:20190714081130j:image

 

☁️2019.7.13 🏠

土曜日の朝だ。

珍しく2週続けて土曜出勤の妻を職場に送り届けて帰ってきたら、またすることがない。とりあえずコーヒーを淹れてみた☕。ん?これは先週のデジャヴか?

 

先週と違うのは、今日は雨が降っていないということだ。少し薄日も差してきた。日帰りだったら山に行けたかな。今月末の槍ヶ岳に向けて体動かしたいなあ。走るかな。

f:id:arakabu625:20190713093356j:imageなんだ、晴れてきた

 

おっ、アイミ君からLINEだ。今日は一人でテント担いで八ヶ岳の方に行ってるらしい。行者小屋にテント張るって書いてたけど、それってどこだろう?さっきテレビで今夜からまた天気が崩れるようなことを言ってたし、テント泊気を付けてな。

 

☂️2019.7.12 🚃💨

ツェルト泊に興味津々である。

俺が持っているツェルトは、アライのスーパーライトツェルト1というモデル。重量はわずかに280gという圧倒的な軽さとコンパクトさ。日帰りや山小屋泊まりの山行には必ず携行している。これで野営もできるようになったら、今よりもっと気軽に泊まりの山旅が可能になるだろう。

 

心配は雨、風、結露の三つだ(三つもある!)。

まずは雨。ツェルトの耐水圧はスペックがどこにも記載されてないようだが、だいたい500~700mmほどだと言われている。ちなみに俺のテント(モンベル・ステラリッジ)の耐水圧は1,500mm(新型は1,000mm)。この差がいかほどのものなのかは皆目見当がつかない。

 

あと、ツェルトはテントのように床面がバスタブ状に防水シートで覆われていない。さすがに地面が露出しているわけではないが、左右から延びている床面を何ヵ所か紐で結んでるだけ。だから浸水も少し気がかりではある。

 

しかし、こんなに書いててなんだが、実は雨に関してはそれほど心配していない。問題は、残りの『風』と『結露』なのだ。

 

(今日からこんな感じで、山のことに限らずダベっていきたいと思います。よろしければ、お付き合いのほどよろしくお願いします。)