´20年8月9日~10日 榛名山ヒルクライム…撤退!🚴
(利根川サイクリングロードにて)
🚴この夏休み、買ったばかりのロードバイクで長距離を走ってみようと思い立ち、群馬県の榛名山まで行ってきました。この山のブログでロードバイクのことをどれほど興味をもって読んでいただけるかは甚だ疑問ですが、ちょっとだけ報告いたします。
榛名山は過去ブログにもあるとおり、昨年の12月に縦走部で榛名富士と掃部ケ岳の二山を登りました。そこを自転車で?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。実は、榛名山は麓の街から榛名湖まで通じる自動車道が自転車のヒルクライムレースのコースにもなっているのです。
【榛名山ヒルクライムin高崎(通称ハルヒル)】は全国的にもそこそこ有名な自転車レースでして、全国の坂バカ(自転車で坂を上ることが好きで好きでたまらないバカモンのことを表す業界用語)が年に一度榛名山に集うのです(今年はコロナで開催中止)。今回はそのコースを試走してみようという企てです。
(公式HPより)
拠点となる高崎まで我が家から100kmほどで、高崎市街から榛名山までは約20km。ロードバイク初心者の私にはちょうどいい感じの距離ではないかと思い、一泊自転車旅行を敢行したのでした。
■1日目
🚴7:06 出発
(自宅前にて)
さいたま市から高崎方面に向かうには利根川サイクリングロードを利用するのがいいらしいということをネットで知り、まずは利根川を目指すことにしました。利根川までの最短コースと目星をつけた埼玉県の羽生市まで一般道を40kmひた走ります。
(当日の軌跡)
🚴9:26 利根川サイクリングロード
(やっと利根川に出た)
少し道に迷いながらもようやく利根川にたどり着きました。ここは利根大堰というところです。名前の通り大きな堰が利根川にかかっていました。
(利根大堰)
ここからは初めての利根川サイクリングロードを走ります。走り始めてすぐに私はあることに気が付きました。それは、すれ違うローディたちが私に挨拶をしてくれる率がとても高いということです。
多くのローディがすれ違うときに軽く頭を下げてくれます。偏見かもしれませんが、私のホームコースである荒川サイクリングロードに比べると、段違いの挨拶率だと感じました。中でも一人の若者が私にくれたこぼれるような笑顔の挨拶を私は今もよく覚えています。私は(山もサイクリングロードも同じだな。挨拶ってやっぱり大事だ)と思い反省しました。
なぜ反省したのか。私はそれまで挨拶をしてなかったからです。山の流儀はわかっていましたが、サイクリングロードの流儀は荒川では誰も教えてくれませんでした。それを利根川で教えてもらいました。挨拶は気持ちがいいものだよと、コロナで山と離れていた私に思い出させてくれたのです。
🚴11:10 本庄市のコンビニにて
(コンビニの前で)
初めての川沿いのサイクリングロードではよく道に迷います。それが川の流れと逆方向に進む場合はなおさらでしょう。なぜならサイクリングロードがあるような大きな川には途中で何本もの支流が合流しています。なので気が付いたら支流に沿って見当違いの方向に走っていた、ということがよくあるのです。このときもいつの間にか利根川を離れ、あれ?と思ってると一般道になり、ちょうどお腹もすいてきたのでまあいいかと幹線道路沿いのコンビニに入りました。マスクもせずに…
コンビニの前でカップサラダを食べていたら、地元民らしきおじいさんが近づいてきました。最初はロードバイクをじろじろ眺め、「最近こういう自転車がはやっとるのう、かっこええなあ」と話しかけてきます。「どこから来た?」と聞かれたので「さいたま市の浦和のほうからです」と答えると、それには興味なさそうに「マスクは?」と聞き返してきます。「あっ、マスクするの忘れてました!」と私が少し慌てていると「いや、いい。本庄は昨日もコロナはゼロだ。都会とは違う」と言いながら、自分の自転車にまたがり去っていきました。
🚴12:43 高崎市のスーパーにて
(イートインコーナー)
一旦サイクリングロードを離れてからは国道17号を高崎に向かってひた走りました。コンビニから1時間ほど走り、高崎市の中心街まであと少しとなったところで休憩(スーパーのイートインコーナー)。ここまで自宅から95km走ってきましたが、自分でも意外なくらい元気です。予約してあるホテルまではあと10kmくらいですが、このままチェックインするにはちょっと早過ぎるので、明日に予定していた榛名山をこれから目指すことにしました。
(行っちゃえ!)
🚴14:52 榛名山試走、そして撤退
(ギブアップ💦)
開催コースを試走するべく、麓の街までやって来ましたが、さっきの休憩から20kmほど走ったことでガクンとバテてきた気がします。(明日にしときゃよかったかな…)と少し後悔しつつも、榛名湖までの坂道に取りかかりました。
コースは全長16.1kmで、高低差は907mです。猛者はこれを40分前後で駆け上がるらしいのですが、一般人は1時間半くらいかかるみたい。制限時間は3時間です(途中で関門時間あり)。来年の大会参加を視野にいれて、果たして私はどれくらいで上れるのでしょうか。
(コース図)
結論から申しますと、ゴールの榛名湖まで到達できずに撤退いたしました。途中にある初心者コースのゴール(6.7km、標高差299m)までは足を着かずに行けたのですが、腰が痛くて痛くて我慢できなくなりました。ここまでの所要時間は45分くらいだったと思います。全然ダメですね。
(初心者コースのゴール)
朝自宅を出てから約8時間、距離にして125kmを走ってからのヒルクライムはちょっと無理があったようです、私には。しかし、実は足は残っていました。初めてのヒルクライムでしたが、漕ぎながら休むとでも言うのか、下半身の筋力はまだ余力があったようにも思います(スピードは別にして)。問題は腰の痛みです。今回は腰痛でギブアップでした。
帰りは標高差300mを一気に下るのですが、漕がずに自転車にしがみついているだけで軽く50kmを超えるスピードが出て、マジ恐かったっす。
🚴16:35 ホテルにて
ホテルの方のご好意で自転車を部屋まで持ち込めることができました。さすが《ハルヒル》の街です。それにしても今日はよく走った。ここまでの総距離はちょうど140km。自転車での人生最長距離です。道中、日焼けに対して全くのノーケアだった腕と足は火傷に近い焼け方をしていました。
(イテテッ)
一息ついたあと、近くのコンビニへ晩ごはんとビールとデザートを買い出しに行き、ゆっくりお風呂に浸かり、高崎の夜は更けていきました🍺🍺💤💤
■2日目
昨晩寝るとき(明日また榛名山に行ってみようかな)なんて思っていましたが、とんでもないことでした。また今度万全の準備をしてからチャレンジしようと考えを改め、8時頃にホテルを出発。近くの利根川サイクリングロードを使って100km先の自宅を目指しました。
(帰りも暑かった)
帰りは103km。かなりバテバテになりながらも15時過ぎに自宅に帰りつきました。ノンアルビールをイッキ飲みし、シャワーを浴びてバタンキュー(古い)でした。
(帰りの軌跡)
自転車でのロングツーリング、なかなか面白いっす。ということで、現在次の行き先をいろいろ検討中です。
(終わり)
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