テント泊準備:暴走列車編③

さらに続きです。

 

⛰️テント泊用のリュックとしてグレゴリーのバルトロ65L(ネイビーブルー)を購入直前までいった3日後に、縦走部のメンバーアイミ君から同じモデル同じ色のバルトロを買ったよという衝撃のLINEを受け取ったその夜、湯船に浸かりながら考えました。


赤か黒か、色違いにするかなー、けどなー、青しか考えてなかったからなー、こんなことあるんだなー、やっぱりアイミとは好みが一緒なんだなー、おもしろいなー、

ブクブクブク…(お湯の中に沈んでいく音)

 

実はアイミ君と山道具が偶然かぶってしまったのはこれが初めてではありません。私が日帰り登山で愛用しているリュックはカリマーのリッジ30Lですが、アイミ君も全く同じモデルを買っていました。

f:id:arakabu625:20180622194254j:image最初のリュックかぶり(カリマー社HPより)


縦走部が結成されてしばらく経ち、最初の山行に向けてLINEで連絡を取り合っていたときにそれが判明してびっくりしました。その時は私が青色で、アイミ君はオレンジ色だったのですが。あの時からうすうす趣味嗜好が似てるのかもな?とは思っていたのですが、まさか二つ目のリュックもかぶるとはねー。笑っちゃうよねー。そして、湯船に浸かりながら私が出した結論はこうでした。

(ブクブクブク…)

やっぱり俺も青が欲しい。アイミには悪いけど青のバルトロを買おう。これから先アイミとだけ山に行くわけじゃないしな。自分が欲しいと思ったものを買うべきだ。なんたって高い買い物だし!

(ブクブクブク…)

 

その二日後、会社帰りに再び浦和の好日山荘に立ち寄りました。ネイビーブルーのバルトロを買うためです。陳列されているバルトロを眺めていたら店員が声をかけてきたので、「実はね〜」と山仲間と色までかぶってしまった話をしました。「それは悩ましいですねー、けどチームみたいでいいじゃないですか」と店員が笑いながら言いました。(こいつ〜、他人事だと思って〜)と思いながらも私も苦笑するしかありません。店頭には黒のバルトロも置いてありましたので、二つを並べて「う〜ん」と近づいたり離れたりして見比べます。担いで鏡に映したり、あーでもないこーでもないと二つの色のバルトロを眺めていたら、できれば色かぶりまでは避けたいという深層心理が働いてきたのでしょうか、次第に黒いバルトロが格好良く見えてきました。

f:id:arakabu625:20181113225835j:image黒のバルトロ65(グレゴリー社HPより)

 

よ〜く見てみると単純な黒ではなく光沢のあるシルバーっぽい黒と艶のある黒の切り返しでうまくデザインされています。他メーカーの真っ黒くて艶のない黒とは一線を画した色でした。「黒のほうがいいかもな、黒にしちゃおうかな」段々そう感じてきたときに再び店員が「どうですか〜?」と近づいてきたので、思わず「黒買います」と言ってしまいました。ホント、人間て都合良くできてます。

 

f:id:arakabu625:20181113225457j:image北岳にて

 

こうして、テント泊用の大型リュックはなんとかアイミ君と色までかぶることは避けられました。やれやれです。しかし、解決すべき問題はまだまだありました。ダウンシュラフとテント、この二つもモロかぶりしているのです。これらの道具選びもさんざん悩み抜いた末に、それぞれの結論に至ってまいります。

f:id:arakabu625:20181113225324j:imageバルトロを担ぐ私。北岳にて

 

暴走列車編終わり。

《テント&シュラフ編》に続きます。よろしければご一読のほど、お願いいたします。