テント泊準備:暴走列車編①

⛰️去年(2017年)の夏に一人で富士山に登ってから、その年のうちに14回の山行を行ないました。近場の日帰り登山ばかりでしたので、来年には山小屋泊り、そしていつかはテント泊もしてみたいなーとその頃の私は漠然と考えていました。それが、その年の末に迎珍縦走部を結成して山仲間ができたことで思いっきり加速していきます。

 

年が明けてからも私の山行ペースは落ちず、3月には縦走部のメンバーと丹沢で初の山小屋泊りを経験し、6月の雲取山テント泊登山までいっきに突き進んでいきました。しかも、もともと雲取山のテン泊は5月に実行する計画が天候の都合で6月に延びただけで、私のテント泊準備はすでに4月中にはほぼ完了していました。いつかはテント泊もなんて考えていた昨年末からすると、恐るべき加速ぶりです。実はこれ、全部縦走部メンバーのアイミ君の暴走のせい(おかげ?)です😁。

f:id:arakabu625:20181113224221j:image3月、丹沢山のみやま山荘で初の山小屋体験

 

アイミ君は縦走部の結成とともに山登りを始め(それまでに富士山は登ったことがあったようですが)、12月の官ノ倉山(344m)で山デビューを飾りました。そんなアイミ君ですが、なんと彼はその山デビューから3か月後には65Lの大型リュックや山岳テント、ダウンシュラフなどのテント泊装備をすべて買い揃えてしまったのです。しかも現金で(こっちのほうがすごいかも)。3月末のことでした。これには私もかなり驚きました。そのほんの10日ほど前には「来年にはテント泊したいねー」などと二人で話していたばかりだったからです。

 

「我慢しきれず衝動買い❗」


3月末にアイミ君から写真付きでLINEが入ってきたときには二つの意味でびっくらこきました。何枚かの写真に目を凝らしてみると、リュックはグレゴリー・バルトロ65Lのニューモデル、部屋の中で組み立てたらしきテントはモンベルのステラリッジ2型、シュラフは同じくモンベルのダウンハガー#2でした。まさに「テント泊装備の大人買いや〜」てなもんです。他にもエアー式のスリーピングマットなど、大どころの装備をその日一気買いしたとのことで、その大胆な行動力(購買力?)にまず驚きました。

f:id:arakabu625:20180621165955j:image問題のLINE。驚いた👀

 

もう一つ驚いたことがあります。それは、リュックもテントもシュラフも、すべて私が買おうと思っていたものとかぶっていたのです。バルトロはモデルだけでなく色まで同じ。ステラリッジもフライシートの色を4色から選べるのですが、これまた私がいいなと思っていた色です。シュラフはテント泊用に検討したことがある初心者ならわかってもらえると思いますが、モンベルだと#2と#3で迷うことがあります。私も結構迷って、買うなら#2(#3よりも上のスペック)だなと考えていました。シュラフは色を選べませんが、バルトロのニューモデルとステラリッジは色まで同じだったのは驚いたというよりも少なからずショックでした。

 

こんなことってあるの?と思わず笑いが出るほど驚いたのですが、あとから冷静になって考えてみるとやっぱりあるんだろうなと思えました。なぜなら、バルトロはテント泊用のリュックとしては定番中の定番。リュックの王様と言われています(けど、色までかぶるとは…)。ステラリッジもアライテントのエアライズと並んで定番の山岳テントの一つです(けど、色までかぶるとは…)。シュラフモンベル以外にもいくつか優れた国産メーカーがありますが、私たちのような入門レベルはまずモンベルから、となりますからねー。だから、こういうことは起こり得るのでしょう。

 

しかし、三つとも同時にってのはすごいかぶり方だったと思います。特にバルトロ65Lはその数日前に同じ色のモデルを浦和の好日山荘で購入直前までいっていましたからショックも大きかったです(高い買い物なので、そのときは一旦冷静になろうと思って出直しました。それが普通のサラリーマンでしょ!)

 

私がアイミ君に「暴走列車」と異名を付けたのは、これがきっかけです。結局、私はその暴走列車の乗客第一号になってしまうのですが。。。

f:id:arakabu625:20180621121336j:imageアイミ君とステラリッジ

 

暴走列車編、まだ続きます。

暴走列車編②はこちら