'19年6月16日 東京ドームでサザンオールスターズ!

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⛰️今回は番外編です。

縦走部でコンサートに行って参りました。しかし、ちか部長から事前にLINEで「今回は縦走部の公式行事です!」とのお達しがあった通り、そうそう浮かれてばかりもいられません。気を抜いたら命取りなのは山も都会も同じなのです。都会の雑踏の中にあっても、心の中に常に山を持てという部長からの有難い言葉を胸に、少しばかり浮かれている私たちでした。

ということで、50代60代のファンキーな皆さん、お待たせしました。SAS、サザンでございます。

 

梅雨の中休みとなったよく晴れた日曜日の午後、縦走部4名の姿はどこぞの山頂ではなく、東京ドームにありました。今日は山ではなく!!そうです、サザンオールスターズの東京ドーム公演、ファイナルステージにやってきたのです。私は17時開演の1時間ほど前に後楽園駅に着いたのですが、駅からドームに向かう道はすでに人人人でいっぱいです。迷子になりそうでしたが、インフォメーションセンターの前で他のメンバーとなんとか合流し、21番ゲートから入場しました。

f:id:arakabu625:20190617122702j:imageオッサン・オバサン率高し

 

ファンクラブの会員であるちか部長が取ってくれたチケットはアリーナ席。野球のグランドで言えば《1、2塁間深め》くらいのポジションだったでしょうか。なかなかいい席です。コンサート慣れしているちかちゃんは、席に着くや否やアリーナ席用に持ってきた靴底が10cm位はありそうなシューズに履き替えていました。ちかちゃんはちっちゃいので、アリーナ席でみんなが立つとステージが見えなくなるんだそうです。

f:id:arakabu625:20190617122756j:imageやっぱり、オッサン・オバサン率高し

 

サザンオールスターズは昨年デビュー40周年を迎えました。私たち縦走部のメンバーがちょうど高校生だった頃に、テレビのザ・ベストテンでまだ青学の学生?だったサザンがデビュー曲の『勝手にシンドバッド』を歌って大騒ぎしていたのをよく覚えています。その後、一転してバラード調の『いとしのエリー』が出てきて、えっ、あのバンドがこんな曲を歌うんだ!と驚きました。このあたり、多くの同世代の人たちに共通する古い記憶の一つかもしれません。

 

そして、私の中でサザンが深く心に残るようになったのは、テレビドラマ《ふぞろいの林檎たち》です。山田太一脚本のこのドラマのいたるところでサザンの曲が使われていました。当時広島で貧乏学生だった私は、まさに同時代の現在進行形という感じでこのドラマを毎回食い入るように観たものです。部屋にテレビがなかったので、いつも防府出身の伊藤君のアパートに上がり込んで観てたなー。

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コンサートは全36曲(すごい!)。3時間半の長丁場でしたが、とても短く感じましたね。古い曲もちょこちょこ挟んでくれたので、その時ばかりは思い切り一緒に歌いました。そんな時にフラッシュバックしたのは就職したての24、5歳頃のこと。当時はよく職場の先輩たちと飲んでカラオケスナックに行ったものですが、私だけでなく先輩たちもみんなサザンを声を張り上げて歌っていました。この日も演ってくれた『ミス・ブランニュー・デイ』なんて何十回歌ったことやらです。(ねぇ、森丘さん!松尾さん!伊佐さん!斉藤さーん!)そんな思い出の詰まった沢山の歌を生の桑田佳祐と一緒に今歌っている。当時のことを思い出して目頭が熱くなってしまいました。あの頃は会社があんなに楽しかったのになー。

 

閉演後はコンサート帰りの人でごった返していたドーム周辺を離れ、秋葉原まで行ってお約束の反省会。

f:id:arakabu625:20190617183828j:imageカンパーイ🎶


その席上でちか&まりから「二人でひとつテントを買おうかと思ってるんだけど」という話を聞いてビックリ。これからの計画では、テント泊のときは私のテントに二人が寝て(一応テントは二人用)、私はツエルトに寝ることにしていたのです。二人もテントを担ぐようになれば、皆で行く山行は格段にバリエーションが増え、行動範囲はさらに広がることでしょう。しかし、大丈夫か?

 

さて、どうなるんでしょうか。まだこれからもしばらくは縦走部の活動から目が離せませんね!(自分で言うな)。

 

(終わり)

 

故郷の福岡で高校生だった頃の自分、広島で大学生だった頃の自分、そして、就職して東京に出て来た頃の自分。サザンオールスターズのコンサートに行き、桑田佳祐の歌声を聴いて、そんな若かった頃の自分を思い出した夜でした。きっと、この日東京ドームに集まった5万人の観客全員が、私と同じように5万通りの青春の日々を思い出していたんでしょう。

 

(おしまい)